だいぶ肌寒くなり、これから12月の忙しい季節に入ります。年末に向けて仕事の量も増えたり、残業したり、プライベートでは忘年会、クリスマスとなかなか決まった時間に寝れない日が増えてきます。
そこで今回は「仕事で遅くまで起きないとだめだ」「夜のイベントに行きたいから今日は徹夜だ」という時に使える睡眠方法と朝方に寝るのがなぜダメなのかを紹介します。
それではみていきましょう!
今日中に資料を作らないといけないサラリーマン
「あぁ!もう夜の12時だ!寝ないといけないのに仕事の資料も残っている。今日は徹夜かぁ」
という夜があなたにもあるはずです。
でもそんな夜でも徹夜だけは避けなくてはなりません。
徹夜してしまうことで睡眠で得ることができる
- 自律神経を整える
- 成長ホルモンを分泌する
- 脳のコンディションを整える
効果がなくなり、何よりも睡眠のリズムが崩れ、質の良い睡眠がとれなくなってしまいます。
なので、どうしても完成させなければならない資料や仕事をしないといけない場合は、前回の記事で紹介した黄金の90分を利用します。
黄金90分を利用する
黄金の90分を利用するには、
眠気があるならまず寝てしまい、黄金の90分が終了した最初のレム睡眠のタイミングに起きて、仕事にとりかかる。
という方法です。
最初のレム睡眠も入れてわずか100分ほどしか寝てないとはいえ、深く眠れていれば質は確保されます。
また、最初にレム睡眠がやってくるタイミングは人によって多少違ってくるので、アラームをセットするなら「90分後」と「100分後(ないし「110分後」)」の2つをおすすめします。
90分後に起きれなかった場合でも次の「100分後」でしっかり起きることができるからです。
この場合の睡眠量は明らかに不十分です。
しかし、質の面では「最低条件下の最大限のメリット」を得られることになります。
眠った時間の「100分」は、その後の仕事の効率アップで確実に元がとれるのです。
それだけこの寝始めの90分は大切な時間帯になります。
朝方まで仕事するのは、地球の原理に逆うやり方
反対に、眠気をこらえて明け方4時頃に資料を作り終わり「せめて7時までの3時間は寝るぞ!」というのもよくある話です。
しかしこの場合、目が冴えてしまってなかなか眠れません。
集中していた脳は興奮してしまっていて、しかも入眠のタイミングを逃しているため、仮にすぐ眠れたとしても、この時間では、黄金の90分は出現しません。
また、サーカディアンリズムの働きで、朝が近づくにつれ、体は起きる準備を始めます。
明け方に「脳が活性化し、交感神経が高まる」レム睡眠が多くなります。
「明け方に深い眠りをとる」というのは、地球に逆らうやり方なのです。
さらに、グロースホルモンはかろうじて分泌されますが、そのほかのホルモンは日内リズムの影響を受けているので、明け方に寝てしまうと正常に分泌されません。
また、明け方には覚醒作用があるステロイドホルモンの分泌が始まるので起きる準備がおこなわれます。
結局、明け方まで仕事をしてから眠っても、「ベッドに入ってうとうとしたけれど、寝た気がしない」という、量が少ないうえに質も悪い状態に陥ってしまいます。
逆に寝入った場合は深い眠りに入ってしまい、寝ぼけ眼で出社するはめに。
これではレポートがたとえうまく仕上がっていたとしても、プレゼンは失敗してしまいます。
黄金の90分の法則を知っているか知らないかで、翌日のパフォーマンスへの悪影響を最小限にとどめられるか、最悪の結果に終わるかが決まってしまうのです。
仕事を効率良くこなして健康を手に入れよう
今回は朝方寝ることの残念すぎる結果-徹夜はNGを紹介しました。
最後にまとめます。
- 遅くまで仕事をして眠っても睡眠で得られる効果は得られない
- 仕事をどうしてもやる場合は眠気が来たときに90分と100分のアラームをかけて100分ほど眠ってからやる。
- すると黄金の90分の効果が最低限得られて最低限の睡眠の質を確保できる
- 朝方まで仕事する事はサーカディアンリズムの効果で起きる準備を始めるのでしっかりした睡眠がとることができない。量も質も少ない一番悪い睡眠をしてしまうことになる。
です。
これから忙しい季節です。もし夜中までなにかやる事があれば、100分の睡眠をしてから取りかかることをお勧めします。
効率の良い仕事ができるとおもいます。
次回はぐっすり眠れる方法を紹介します。次回もお楽しみに!