「生活のために働くものがあるとすれば、それこそが彼らの真の落ち度なのだ」
はい!すごい言葉から入りましたがこの言葉はブッシュマンという方が語った言葉です。
私たちは生活のために仕方なく働くのではなく、遊びを取り入れながらやった方が生産性が上がり、人生の幸福度まで上がるという研究結果が出ています。
毎日の書類作成、退屈な会議、長い通勤時間。そんな時間が遊びに変わったらつまらない一日がより良いものにかわるでしょう。では、
人生を遊びに変えるって言われてもどうしたらいいのだろう?
熱中し楽しめる遊びにはちゃんとしたルール設定があります。
ボスを倒すにはこの武器が必要。この崖から落ちたら最初から。など一つ一つのゲームにはしっかりしたルールが定められそのルールのもとでやっています。
スポーツでもサーカーは足しか使えないし、かといってバスケットボールは手しか使えません。
このしっかりとしたルール設定があるから私たちは熱中し楽しめるのです。
そんなゲームやスポーツみたいに人生を楽しむには・・・。
そう!ルール設定が必要なのです。
そこで今回は人生を遊びに変えるルール設定を紹介します。
それではみていきましょう。
やるべき事を明確にする下位プロジェクト分析
人生のルールを決めるのに有効なのが「下位プロジェクト分析」です。
「なんだそれは!」とおもうでしょうがやり方は簡単で、
- 人生の目標や成し遂げたいプロジェクトをまずかかげる。
- かかげたプロジェクトを実行するための小さなプロジェクトをかかげる
- それを繰り返していく。思いつかなくなったら終了。
例としては
食べ過ぎを止める→食べ過ぎの原因を調べる→本屋で探す、ネットで探す
始めのプロジェクトからいくつもの案があれば派生していって構いません。思いつくプロジェクトをどんどん書き出していきましょう。
書き終えるとゴールに向かうための道のりが明確になり目標達成しやすくなります。
成果をあげるインターバル設定
下位プロジェクト分析でやるべきことがわかったら次はそれを行う作業時間を決めましょう。
作業を行う上で大事なのは休憩時間を入れるということ。
休憩を入れることで集中でき、没頭しやすくなります。
集中しやすい方法として「ポモドーロテクニック」というものがあります。
ひとつの仕事を25分ごとに区切り、その間に5分の休憩をはさむテクニックです。
あらかじめ目標の時間を設定しておくことで作業に明確なルールが設定され、作業への没頭感を高める効果があります。
作業時間や休憩時間はやりやすい時間に個人差があるので自分に合った時間設定をしましょう。
20分やって5分休憩でもいいですし、50分やって10分休憩でも構いません。
何回かやってみて時間を調整してみてください。
プロジェクトの達成を助けてくれる3のルール
下位プロジェクトを実践するにあたり「3のルール」を使います。
3のルールといくのはソフトウェア工学における「アジャイルソフトウェア開発」のなかから生まれた技法で、念入りな計画と設計を行いながらプロダクトを生み出すのではなく、短期間で小さなプロジェクトのサイクルを何度もまわすことで、最終的な仕上がりを向上させていくという考え方です。
難しい解説ですがやり方はとてもシンプルです。
- 今日やり遂げたいことを朝3つ書き出して実践
- 今週やり遂げたいことを収納頭に3つ書き出して実践
- 今月やり遂げたいことを月初めに3つ書き出して実践
- 今年やり遂げたいことを年始に3つ書き出して実践
- 毎週末にレビューを行い、うまくいった点を3つ、改善できる点を3つ書き出す
実際にやるときはその日に集中したいことを朝のうちに3つだけ紙に記入します。そしてやるべきことを書いた紙を常に前に置き、あとは決めた作業をこなしましょう。
この「3のルール」が効果的なのは一般的に人間の脳は3つ以上の事を覚えることが難しいからのようです。
普段複雑なタスクをこなしている方は3のルールを取り入れてみてください。
成功に導くイフゼンプランニング
そして最後に目標達成を助けてくれるのがイフゼンプランニングです。
このイフゼンプランニングを3のルールに取り入れると、とてもタスクがやりやすくなります。
やり方としては「もしXが起きたら、Yをやる」というようにして、達成したいプロジェクトに対して、必ずトリガーになる条件をつけます。
7時になったら散歩する
通勤時間は読書する
のように実行の合図(if)と行動(then)をまとめて設定します。
イフゼンプランニングの効果は絶大で実験で行われたその効果量は0.65。
1がMAXなのですが0.65はかなり優秀でこれほどの成果をだしたテクニックはなかなかありません。
ダイエットや運動の習慣など達成したい事がある方は試すべきテクニックです。
このイフゼンプランニングの効果を高めたければ「予想される障害に対して事前にプランニングしておく」という手法が有効です。
具体的なステップは
- やり遂げたいプロジェクトをひとつだけ選ぶ
- そのプロジェクトを達成するときの障害を3つ書き出す
- 3つの障害のなかから、もっとも現実に起きる可能性が高いものをひとつだけ選ぶ
- 選んだ障害を「イフゼンプランニング」のフォーマットに落とし込む
たとえば「ランニングをする」というプロジェクトなら、まずは「直前でやる気がなくなる」「友達からご飯に誘われる」「残業しなくてはならなくなった」といった障害を3つほど想定します。
そのうえで「直前でやる気がなくなったら走る準備まではする」のように対策を立てておくわけです。
単純なテクニックですが、普通にイフゼンプランニングをやるよりプロジェクトの達成率が20〜30%ほどあがります。
是非とも試してみてください。
ルールを設定して健康を手に入れよう
今回は人生を遊びに変えるルール設定を障害しました。最後にまとめます。
- 人生のルールを作る事で人生が遊びとなり不安が減り幸福感が増す
- ルール設定はまず下位プロジェクト分析をして達成したいものも道のりを決める
- プロジェクトを行う時には自分に適した作業時間と休憩時間を作る事でプロジェクトに没頭しやすくなる
- プロジェクトを実践するにあたり3のルールを活用する。朝集中したいタスクを3つ書き出して常に持っておこう。
- 実践するタスクにイフゼンプランニングを落とし込むと達成しやすくなる。より効果をあげたいときはタスクの達成に障害になるものを考えて対策する。
です。
人生を遊ぶという考え方は不安を解消してくれます。
ルールを設定すれば明確に自分のやるべき事が見え集中しやすくなり、そして集中してる時が楽しい時間になっているように思います。
何かに追い込まれて楽しめない時はルールを設定してやるべきことを明確にしましょう。
明確は力になります。
次回は人生を遊びに変えるフィードバック化を紹介します。次回もお楽しみに!